⑥Pivot tableと関数を組み合わせて自在にバブルチャートを作成する

 …続きです


あともう一息です。


ピボットテーブルに戻ります。

いまの全地域かつ全店舗が表示されている状態で、

Y軸にあたる前年比の一番上と一番下の値を確認します。


前年比の上で右クリック⇒ 降順で並べ替えます。




前年比の一番上(バブルチャートY軸の一番上)と一番下になる値を確認しました。


上がおよそ80%、下がおよそマイナス40%でしたね。

バブルチャートの軸を固定しましょう。

バブルチャートの縦軸のうえで右クリック⇒ 軸の書式設定




今回は最小値をマイナス0.5(前年比のマイナス50%)

最大値を0.9(前年比のプラス90%)としました。




X軸も固定します。

X軸はランキングTOP10なので、最小0、最大11で良いでしょう。

X軸の上で右クリック⇒ 軸の書式設定で設定します。




グラフはこんな感じになりました。





もう一度ピボットテーブルにもどります

ピボットテーブルのうえにカーソルを置いて、

ピボットテーブル分析タブ⇒ スライサーの挿入



地域地名にチェックをいれてOKを押します。



スライサーなるものが出てきます。サイズは変更できます。図形を伸ばすのと同じ要領です。



例えば、

スライサーで、北海道だけクリックしてみてください。


VLOOKUP関数がはたらいて、右の表は北海道だけでTOP10を表示し、

バブルチャートも北海道だけになりました。



スライサーの右上をクリックすると選択が解除されます。

一度解除します。



今度は、A店だけを選択しました。

すると、全国のA店でTOP10が形成されました。




スライサーは、1つめはただクリック。2つ目以降はCtrlを押しながらクリックすると複数選択できます。

例えば、

東京と大阪をのぞく地域と、

A店、C店、F店だけにしてみましょう。




これで、上司の「今度はねぇ、次はねぇ…」にもあまり体力消耗せず対応できそうです。


今回は月次ベースでお話していますが、

(月次のたびにこのピボットテーブルとか表とかバブルチャートとかイチから作成しなきゃいけないの!?)

そんなことはありません!



一度作ってしまえば、

次月からは、元データのところに次月分をベタッと上から貼り付けて、

ピボットテーブルの範囲を確認して更新を押す、

Rank関数の範囲にずれがあったら修正する、

だけでOKです!



ここまでご説明したものは何度も作り直すことありませんのでご心配なく。

あともうひとつ補足したいことがあります。







続きます