Googleスプレッドシートとクエリ関数で予定を管理する

 Excelの表で会議日程を管理する、

というので、

こういう表だったら見たことありますか?


条件付き書式が使われているので、開始時間と終了時間を入力すれば、自動で色が塗られるようになっています。

この方法、一時Instagramでよく見かけるようになりました。

(参考にしよう!)と、投稿を保存していたのですが…



私が受けたご依頼は、もっと細かく指定されたものでした。



ご依頼

  1. Googleスプレッドシートで複数人で共有する
  2. 会議日程でなくプロジェクト日程である
  3. 全部水色ではなく担当者ごとに色を分ける
  4. 色の上に担当者名を出す
  5. 自分たちでイチイチ日程を入力したくない!


…いやいや、5番目の注文はいったい何なのよ。入力したくないとは?



依頼主さんに話を聞いていくと、

複数人の担当者が別シートにそれぞれのプロジェクトを書き込む。

なので、記入欄というシートを作成する。担当者一人につき記入欄は10行作成。

※色なしのセルが担当者要記載欄。色があるセルは関数が入っている。

記入欄シートの完成イメージがこちら。

※人名やプロジェクト名はCopilotによる作成であり架空の情報です。


② 記入欄に正しく記載された情報だけを、隣の日程シートへ自動的に反映させる。

未記入の行は日程シートへ反映させたくない。


③担当者を判断して帯の色を分ける。かつ帯の上に担当者名を表示する。



と、いうのを完成させた結果がこうでした。




もうちょっと拡大しますか。




A:E列は、

A2セルにクエリ関数が入っており、記入欄シートの空白行を排除して表示させています。


クエリ関数を拡大するとこんな。





F3:AC25まで、条件付き書式が入っています。

担当者ごとに分けなくてはいけないので、担当者分の条件付き書式を作成しています。




一つ詳細を開くと、こんな感じです。これを担当者の人数分作成しています。




さらにF3:AC25セルの中にも関数が入っています。担当者名を表示させるためです。


関数を拡大します。





ところで、色分けなのですが、

記入欄シートのA列にアルファベットを入れており、



例えば、

佐藤さんだったら青、ではなくて、A列がAだったら青。

鈴木さんだったら水色、ではなくて、A列がBだったら水色。

高橋さんだったら緑、ではなくて、A列がCだったら緑。

…の、色を表示するようにしています。

こうしておくと、

担当者が変更になっても関数の修正が不要だからです。



これで、日程シートへは手入力することがなくなりました。



以上です。

イチから作成するところを再現するには時間がかかりすぎそうですので、いずれ機会があれば…。