何のデータであったのかはさておき…
ある取引先様からはこんな感じのExcelファイルが送られてきました。
実際には何百行×何十列のデータでした。
社員さん「コメントで、無料って書いているものだけ消して!」
…何かしら無料でやってもらっていたらしいです。
でも、「タダでやってもらったのを本社にばれたくないから」コメントで無料とあるものは消してください、だそうでした。
セルの値は関係ありません(値がDだったら無料とかいう規則性はない)。
何を無料でやってもらったのか…というリストもこちらは持ち合わせていない(←なぜ!)
こんな感じのファイルが届くたびに、
社員さん「…目で見て確認して、見つけるたびにセルを右クリックして消してきた」
そうでした。
前例を見ていくと、最大600行といったところでした。
とりあえず、600行までを確認して、無料というコメントがあれば削除する…というVBAを書いて対応してたのですが…。
自分が抜けることになって、
後から入ってくる派遣さんに引き継ぐことになったのです。
社員さん「VLOOKUPくらいはやったことある!って言ってた人を雇ったから!」
と言っていたのですが、
いざ、
1対1で後任さんと話してみると
後任さん「…実は自分ではやったことなくって。。誰かがすでに作ってくれてたVLOOKUP見たことあるだけで あ!でも!…教えていただければ!」
私「ほかの関数はぁ?」
後任さん「あ、前職は全部関数の入ったフォーマットだったんで…自分で関数って打ったことないんですよねー 教えてください!」
…ダメだこれはVBAツール渡せない。
社員さんだってVBA知らなくて、こっちが解説せねばいかん立場なのに。
私「入力経験は?」
後任さん「あ、そんなに。前職はすでにフォーマットがあって、2,3個数字を打つだけでした」
…それはぁ、Excelの大量のセルと睨めっこ慣れてないだろうからぁ…
何百行×何十列の中から、無料とあるコメントだけ削除するのは…
社員さんと同様「…目で見て確認して、見つけるたびにセルを右クリックして消して」
ってやると、
抜け漏れそうだなあ…。
そこで気が付いたのが、こちらでした。
検索
検索する文字列「無料」
検索対象「コメント」
すべて検索
この状態から、Ctrl + Aで全選択
無料というコメントのあるセルがすべてグレー選択されているので、
選択が外れないよう、慎重に、どこかグレーになっているセルの上で
右クリック
コメントの削除
無料のコメントがすべて消えました。
今どきは、時短のためのRPAとかVBAとか言いますが、
Excelの機能をよく知っておけば、VBAなんていらなかったオチでした。